説明
フェネックは、サハラ砂漠を中心とする北アフリカの乾燥地に暮らす、イヌ科で最も小さな動物です。体に比べて非常に大きな耳は、砂の下で動く小動物の音を捉えると同時に、血管から熱を逃がして体温を調節する役割をもちます。足裏は密な毛で覆われ、熱い砂から足を守ります。昼間は複数の出入り口をもつ巣穴で暑さを避け、涼しくなる夜に活動します。齧歯類、昆虫、トカゲ、鳥の卵のほか、果実や根なども食べ、必要な水分の多くを食物から得ます。つがいと子どもを中心とした家族群で暮らし、鳴き声を使ったやり取りも活発です。IUCNレッドリストでは低危険のLCですが、地域によっては捕獲やペット取引、生息環境の変化による影響が懸念されています。