説明
ツキノワグマは、日本を含む東アジアからヒマラヤ周辺にかけての森林に分布するクマです。黒い体毛と胸に入る白い三日月形の模様がよく知られていますが、模様が目立たない個体もいます。木登りが得意で、春は若葉や草、夏は果実や昆虫、秋はドングリなど、季節に合わせて食物を変える雑食性です。寒冷地では食物の乏しい冬を巣穴で過ごし、メスは冬ごもり中に子を産みます。森林の中では果実の種を運ぶ役割も果たす一方、堅果が不作の年には行動範囲を広げ、人里へ現れることがあります。世界的には森林開発や狩猟、体の一部を目的とする取引が脅威となり、IUCNレッドリストでは危急のVUに評価されています。