説明
アカエリキツネザルは、マダガスカル南東部だけに分布するキツネザルの仲間です。低地から山地の湿潤な森林に暮らし、木の上を四足で移動しながら、ときには地表近くでも活動します。赤褐色を帯びた体毛と長い尾をもち、雌雄で顔まわりの色や毛並みが異なります。特にオスは頬からあごにかけて赤褐色の豊かな毛が目立ち、襟を巻いたように見えることが名前の由来です。昼夜のどちらにも活動することがあり、数頭から十数頭ほどの群れで生活します。食物は果実が中心ですが、季節に応じて花や若葉、昆虫なども利用します。焼畑や木炭生産、木材利用による森林の消失と分断に加え、狩猟やペット目的の捕獲も脅威となっており、IUCNレッドリストでは絶滅危惧のENに評価されています。