説明
ミナミアメリカオットセイは、南アメリカの太平洋岸と大西洋岸に分布するアシカ科の海生哺乳類です。密生した下毛と外側の長い毛が冷たい海から体を守り、オスはメスより大きく、首や肩ががっしりしています。岩礁海岸や島に集団繁殖地をつくり、繁殖期には大きなオスが一定の場所と複数のメスをめぐって争います。海では魚、イカ、甲殻類などを捕らえ、前肢を使って力強く泳ぎます。かつて毛皮や油を目的に大量に捕獲されましたが、多くの地域で保護や利用管理が進みました。現在のIUCN評価は低危険のLCである一方、漁具による混獲、海洋汚染、餌生物を減らす強いエルニーニョ現象などが脅威となります。